今まで述べてきたように、インプラント周囲炎は問題があるが、その後の対処法も決まったものがあり、リカバリー(回復)が可能なケースになります。
それに対しリカバリーが難しい失敗があります。
たとえば、上顎においては、上顎洞や鼻腔にインプラントを突き抜けてしまう、もしくは落としてしまうということも実際にあります。下顎であれば、オトガイ神経(下顎管)の損傷による麻痺や出血、舌動脈の損傷による多量出血もあります。
上顎の場合、鼻腔や上顎洞におとしてしまうと入院しての撤去手術が必要になります。また少し突き抜けたなら、ソケットリフトやサイナスリフトなどのオプション手術が必要になります。
下顎においては、神経を損傷すれば、麻痺がおきます。すると右顎だけもしくは左顎だけがしびれている感覚がおきます。この場合の神経再建手術は非常に難しく、元通りの状態への復活は非常に確率の低いものになります。
また、動脈の損傷により多量の出血がおき、過去におけるインプラントの死亡は、舌動脈の損傷により口腔庭が持ち上がり、舌が気道を塞いでしまう窒息死があります。
もちろん、こういったミスは絶対避けなくてはいけません。そのための対策として、術前の正確な診断、および手術後の確認が必須になります。
手術は、人間がやるものです。どんなに厳密に手術をしても、少しはズレが生じます。ですから、いくらシュミレーションをしても、術後の確認をしたほうが安全でしょう。
インプラントガイドシステムをすることにより、より安全にインプラント手術をできるようになっています。
ただし、人間は経験により、指先の細かい感覚により、より繊細な手術ができます。インプラントガイドシステムを使えば、その感覚を生かすことができないという面もあります。
その骨の状態、そして術者の技量に応じてこういったインプラントガイドシステムを使うかを決定していくことが一般的です。
結論からすると、より安心、安全なインプラントには、術前は必ず、できたら術後のすぐの確認のためにも、CTの設置してある歯科医院でしたほうがよいといえます。
もちろん、術者が充分に熟達していて、信頼するにたりる歯科医師も必須条件になります。
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